これなに
ベルリン展(上野)
国立西洋美術館(上野)で「ベルリン国立美術館展」が9月17日(月)まで行われています。
「学べるヨーロッパの美術の400年」と題して、15世紀から18世紀までのえりすぐりの作品が
公開されています。
中でも、オランダフランドル絵画の巨匠「フェルメール」の「真珠の首飾りの少女」は日本初公開
で注目されています。
なお、隣接する東京都美術館では6月30日~9月17日まで「マウリッツハイス美術館展」が開催され
ており、こちらにもフェルメールブームを巻き起こした代表作「真珠の耳飾りの少女」が出品され
ています。フェルメールファンは必見です。
国立西洋美術館

ベルリン国立美術館展告知ポスター
左はレンブラント「ミネルヴァ」、右はフェルメール「真珠の首飾りの少女」

ベルリン国立美術館展告知ポスター
左はマルチン・ルターの肖像、右はフェルメール「真珠の首飾りの少女」

※西洋美術館の常設展作品は写真撮影OKです。ただし、三脚を使用したり、フラッシュを使う
ことは禁止されています。もちろん、商用に使用することもだめです。
日本の美術館で写真撮影可なのはめずらしいです。ちなみに国立博物館の作品も写真撮影
することができます。
ドルチ・カルロ「悲しみの聖母」(1655年) 青のマリアとして有名な作品です(常設展)

ポール・ゴーガン「海辺に立つブルターニュの少女たち」(1889年)(常設展)

パブロ・ピカソ」男と女」1969年(常設展)

おなじみロダンの「考える人」

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
東京都美術館で開催中の「マウリッツハイス美術館展」目玉作品

「学べるヨーロッパの美術の400年」と題して、15世紀から18世紀までのえりすぐりの作品が
公開されています。
中でも、オランダフランドル絵画の巨匠「フェルメール」の「真珠の首飾りの少女」は日本初公開
で注目されています。
なお、隣接する東京都美術館では6月30日~9月17日まで「マウリッツハイス美術館展」が開催され
ており、こちらにもフェルメールブームを巻き起こした代表作「真珠の耳飾りの少女」が出品され
ています。フェルメールファンは必見です。
国立西洋美術館

ベルリン国立美術館展告知ポスター
左はレンブラント「ミネルヴァ」、右はフェルメール「真珠の首飾りの少女」

ベルリン国立美術館展告知ポスター
左はマルチン・ルターの肖像、右はフェルメール「真珠の首飾りの少女」

※西洋美術館の常設展作品は写真撮影OKです。ただし、三脚を使用したり、フラッシュを使う
ことは禁止されています。もちろん、商用に使用することもだめです。
日本の美術館で写真撮影可なのはめずらしいです。ちなみに国立博物館の作品も写真撮影
することができます。
ドルチ・カルロ「悲しみの聖母」(1655年) 青のマリアとして有名な作品です(常設展)

ポール・ゴーガン「海辺に立つブルターニュの少女たち」(1889年)(常設展)

パブロ・ピカソ」男と女」1969年(常設展)

おなじみロダンの「考える人」

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
東京都美術館で開催中の「マウリッツハイス美術館展」目玉作品

新美術館5周年
国立新美術館5周年 「エルミタージュ美術館展」と
「セザンヌ展」
六本木の国立新美術館が開館5周年を迎え、「エルミタージュ美術館展」と「セザンヌ展」の豪華2本立てで開催中です。
エルミタージュ美術館展 2012年4月25日~7月16日(入館料:一般1,500円)
セザンヌ展 2012年3月28日~6月11日(入館料:一般1,500円)
エルミタージュ美術館展では、アンリ・マティスの最高傑作と言われる<赤い部屋(赤のハーモニー)>が30年ぶりに東京にやってきました。この絵画は1908年に描かれたもので、180 X 220cmの大型サイズで、 パンフレットの表紙にも使われています。作品は、最後の「20世紀マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀」の中で展示されています。
エルミタージュ美術館はロシアのサンクトぺテルブルクにあり、ロマノフ王朝の歴代皇帝が蒐集した300万点を超える作品を所蔵しています。今回の展覧会では16世紀から20世紀の各時代を代表する秀作が展示されています。
Ⅰ 16世紀 ルネッサンス:人間の世紀
Ⅱ 17世紀 バロック:黄金の世紀
Ⅲ 18世紀 ロココと新古典派:革命の世紀
Ⅳ 19世紀 ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀
Ⅴ 20世紀 マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀 ※アヴァンギャルド・・前衛芸術
エルミタージュ美術館展ホームページ
セザンヌーパリとプロヴァンス展では、ポール・セザンヌ(1839年-1906年)の作品を世界各地から集め、約90点の作品を6つに分類して展示しています。
1章 初期
2章 風景
3章 身体
4章 肖像
5章 静物
6章 晩年
今回の展示では、セザンヌが晩年の拠点としたレ・ローヴのアトリエの一部が再現されています。
セザンヌ展覧会ホームページ
国立新美術館正面

国立新美術館入り口付近

エルミタージュ美術館展案内

国立新美術館内部

美術館館内の案内板
セザンヌ展 :ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」1886年ー1887年
エルミタージュ美術館展 :アンリ・マティス「赤い部屋(赤のハーモニー)」1908年

エルミタージュ美術館展案内
「ウェヌスの帯を解くクピド」1788年 ジョシュア・レノルズ

エルミタージュ美術館展案内
「虹のある風景」1632年-1635年頃 ペーテル・パウル・ルーベンス

セザンヌ展案内
「りんごとオレンジ」1899年頃 オルセー美術館

新美術館より六本木ヒルズをのぞむ

別館建物の説明文(旧陸軍第三歩兵連隊兵舎)

「セザンヌ展」
六本木の国立新美術館が開館5周年を迎え、「エルミタージュ美術館展」と「セザンヌ展」の豪華2本立てで開催中です。
エルミタージュ美術館展 2012年4月25日~7月16日(入館料:一般1,500円)
セザンヌ展 2012年3月28日~6月11日(入館料:一般1,500円)
エルミタージュ美術館展では、アンリ・マティスの最高傑作と言われる<赤い部屋(赤のハーモニー)>が30年ぶりに東京にやってきました。この絵画は1908年に描かれたもので、180 X 220cmの大型サイズで、 パンフレットの表紙にも使われています。作品は、最後の「20世紀マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀」の中で展示されています。
エルミタージュ美術館はロシアのサンクトぺテルブルクにあり、ロマノフ王朝の歴代皇帝が蒐集した300万点を超える作品を所蔵しています。今回の展覧会では16世紀から20世紀の各時代を代表する秀作が展示されています。
Ⅰ 16世紀 ルネッサンス:人間の世紀
Ⅱ 17世紀 バロック:黄金の世紀
Ⅲ 18世紀 ロココと新古典派:革命の世紀
Ⅳ 19世紀 ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀
Ⅴ 20世紀 マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀 ※アヴァンギャルド・・前衛芸術
エルミタージュ美術館展ホームページ
セザンヌーパリとプロヴァンス展では、ポール・セザンヌ(1839年-1906年)の作品を世界各地から集め、約90点の作品を6つに分類して展示しています。
1章 初期
2章 風景
3章 身体
4章 肖像
5章 静物
6章 晩年
今回の展示では、セザンヌが晩年の拠点としたレ・ローヴのアトリエの一部が再現されています。
セザンヌ展覧会ホームページ
国立新美術館正面

国立新美術館入り口付近

エルミタージュ美術館展案内

国立新美術館内部

美術館館内の案内板
セザンヌ展 :ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」1886年ー1887年
エルミタージュ美術館展 :アンリ・マティス「赤い部屋(赤のハーモニー)」1908年

エルミタージュ美術館展案内
「ウェヌスの帯を解くクピド」1788年 ジョシュア・レノルズ

エルミタージュ美術館展案内
「虹のある風景」1632年-1635年頃 ペーテル・パウル・ルーベンス

セザンヌ展案内
「りんごとオレンジ」1899年頃 オルセー美術館

新美術館より六本木ヒルズをのぞむ

別館建物の説明文(旧陸軍第三歩兵連隊兵舎)

堀文子展(長野)
堀文子さんは1918年7月2日、東京都麹町生まれで、今年94歳になる日本画家です。堀さんは女子美術
専門学校(現在:女子美術大学)で日本画を学び、在学中に第2回新美術人協会展に入選し、卒業後は
新美術人協会会員になりました。当初は画家としての活動のほか、「キンダーブック」、「ふたば」な
どの挿画を描いていました。
29歳で結婚しましたが、43歳の時に夫と死別し、1961年から1963年にかけて世界放浪の旅に出た後、
大磯にアトリエを構え、転居しています。
その後、1981年(63歳)に軽井沢にアトリエを構え、1987年(69歳)にはイタリアアレッツォにアト
リエを構え、1992年(74歳)にはアレッツォで個展を開催しました。1995年(77歳)には南米アマゾ
ン川、インカ遺跡、マヤ遺跡へスケッチ旅行をしています。
2000年(82歳)には、幻の高山植物「ブルーポピー」を求め、ヒマラヤ山脈の高地を走破しました。
2001年(83歳)に重い病で倒れましたが、奇跡的に回復し、以後、微生物や海中に生きる命をモチー
フにした作品を描くようになりました。
2000年代になってからは各地で精力的に個展を開き、今回、軽井沢に住むなど、何かと関係の深い長
野県で、初めての個展が開催されることになり、連日大勢の方が鑑賞に訪れています。
堀文子展: 開催期間 2012年4月14日~5月27日
開催場所 長野県信濃美術館(長野市箱清水 城山公園内)
堀文子展の案内版

堀文子の入館券 図柄は1956年発表の「楽しい仲間」

城山公園内にある長野県信濃美術館(長野市箱清水)

長野県信濃美術館 遠景

城山公園の噴水

城山公園の花時計

専門学校(現在:女子美術大学)で日本画を学び、在学中に第2回新美術人協会展に入選し、卒業後は
新美術人協会会員になりました。当初は画家としての活動のほか、「キンダーブック」、「ふたば」な
どの挿画を描いていました。
29歳で結婚しましたが、43歳の時に夫と死別し、1961年から1963年にかけて世界放浪の旅に出た後、
大磯にアトリエを構え、転居しています。
その後、1981年(63歳)に軽井沢にアトリエを構え、1987年(69歳)にはイタリアアレッツォにアト
リエを構え、1992年(74歳)にはアレッツォで個展を開催しました。1995年(77歳)には南米アマゾ
ン川、インカ遺跡、マヤ遺跡へスケッチ旅行をしています。
2000年(82歳)には、幻の高山植物「ブルーポピー」を求め、ヒマラヤ山脈の高地を走破しました。
2001年(83歳)に重い病で倒れましたが、奇跡的に回復し、以後、微生物や海中に生きる命をモチー
フにした作品を描くようになりました。
2000年代になってからは各地で精力的に個展を開き、今回、軽井沢に住むなど、何かと関係の深い長
野県で、初めての個展が開催されることになり、連日大勢の方が鑑賞に訪れています。
堀文子展: 開催期間 2012年4月14日~5月27日
開催場所 長野県信濃美術館(長野市箱清水 城山公園内)
堀文子展の案内版

堀文子の入館券 図柄は1956年発表の「楽しい仲間」

城山公園内にある長野県信濃美術館(長野市箱清水)

長野県信濃美術館 遠景

城山公園の噴水

城山公園の花時計

フーコーの振り子
東京科学博物館にある「フーコーの振り子」(地球自転の証明)をみてきました。
今までもみたことはあるのですが、原理を深く考えたことはなく、ただ何となく
みていました。今回はたまたま学術員の方がいて、いろいろなことを教えてもら
いました。
特に、博物館にあるフーコーの振り子は、何らかの手段で自動的に振り
続けているものと思っていましたが、何らかの手段は実は、「人の手」
であったことがわかりました。具体的には、開館時に「人の手」で振り
始め、以後、1時間ごとに「振り直し」をしているのだそうです。
フーコーの振り子の解説より(国立科学博物館)
地球上の振り子は重さや長さに関係なく振動面がある早さでゆっくりと回転
することが観察されます。フランスの物理学者レオン・フーコー(1819~
1868)はこの現象が地球の自転のために起こると気づき1851年に初めて
振り子によって地球の自転を証明しました。
※1852年、パリのパンテオンで行われた公開実験では、長さ67m、重さ28kgの
振り子が使われました。
回転台の振り子は台が回転しても振動面の向きは変わりません。この振り子を
同じ回転台に乗って観察したとすると振り子の振動面が回転するように見えま
す。地球は自転しているので回転台の上の振り子と同じことが起きますが、こ
れがフーコーの振り子の原理です。
しかし、地球上では緯度によって振り子の回転の速さが異なります。北極や南
極では1日に1回転しますが緯度が低くなるに従って回転が遅くなり、赤道では
回転しなくなります。各緯度の場所の振り子は極地方の振り子と比べて緯度の
正弦に比例した早さで回転します。
科学博物館の緯度は北緯35度42分8秒ですので、1時間あたり8度46分8秒回転
し、約41時間で1回転します。
科学博物館の「フーコーの振り子」(重りは49.6kg、天井からの高さは19.5mあります)

振り子は係員の方が、1時間に1回振り直しを行います。長時間放置すると
止まってしまうんですね

フーコーの振り子(違う角度で振動しています)

振り子の説明文

今までもみたことはあるのですが、原理を深く考えたことはなく、ただ何となく
みていました。今回はたまたま学術員の方がいて、いろいろなことを教えてもら
いました。
特に、博物館にあるフーコーの振り子は、何らかの手段で自動的に振り
続けているものと思っていましたが、何らかの手段は実は、「人の手」
であったことがわかりました。具体的には、開館時に「人の手」で振り
始め、以後、1時間ごとに「振り直し」をしているのだそうです。
フーコーの振り子の解説より(国立科学博物館)
地球上の振り子は重さや長さに関係なく振動面がある早さでゆっくりと回転
することが観察されます。フランスの物理学者レオン・フーコー(1819~
1868)はこの現象が地球の自転のために起こると気づき1851年に初めて
振り子によって地球の自転を証明しました。
※1852年、パリのパンテオンで行われた公開実験では、長さ67m、重さ28kgの
振り子が使われました。
回転台の振り子は台が回転しても振動面の向きは変わりません。この振り子を
同じ回転台に乗って観察したとすると振り子の振動面が回転するように見えま
す。地球は自転しているので回転台の上の振り子と同じことが起きますが、こ
れがフーコーの振り子の原理です。
しかし、地球上では緯度によって振り子の回転の速さが異なります。北極や南
極では1日に1回転しますが緯度が低くなるに従って回転が遅くなり、赤道では
回転しなくなります。各緯度の場所の振り子は極地方の振り子と比べて緯度の
正弦に比例した早さで回転します。
科学博物館の緯度は北緯35度42分8秒ですので、1時間あたり8度46分8秒回転
し、約41時間で1回転します。
科学博物館の「フーコーの振り子」(重りは49.6kg、天井からの高さは19.5mあります)

振り子は係員の方が、1時間に1回振り直しを行います。長時間放置すると
止まってしまうんですね

フーコーの振り子(違う角度で振動しています)

振り子の説明文
